スーパーマリオランが最速で飽きられる
iOSで『Super Mrio Run』が配信されたので早速やってみた。リズムゲーを彷彿とさせる操作性とやりこみ要素。1-2の地下面などなかなか楽しめそうだったのだけど、早くも飽きたという声。1,200円というスマートフォンゲームにしては高価な有料要素への誘導もあって、ちょっとした炎上になっていた。
さっそく、私(中澤)もプレイしたところ、マリオは自動で走るし自動で敵を避けていく。プレイヤーが操作できるのは、ほぼジャンプのみ。「スタコラサッサー」と走っていくマリオをたまに「ピョーン」とジャンプさせる。「スタスタスター → ピョーン → スタスタ → ピョーン → スタ → ピョーン → スタスタ」とやってると、あっ……ゴールした。
(中略)
──1日どころか2秒で飽きている人までいた。私もプレイしてみて、ゲーム性の乏しさには一瞬肩透かしを食らったが、きっと楽しみ方がわかっていないだけだと思う。
『スーパーマリオラン』という名称から、ステージを最速で駆け抜けるゲーム性が連想されやすいが、そういうゲームじゃねえからこれ。このゲームで競うのは徹頭徹尾コインの枚数のみである。キノコも敵もコインに変換する材料。
それを補強するメッセージとして、既存のマリオではおなじみのステージクリア時の残りタイムボーナスを敢えて切り捨てている。『スーパーマリオラン』は基本一方通行と制限時間があるなかで限界までコインを集める寄り道を競うゲームなのである。