太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

「10分間1パーセントの法則」を意識しながらライフスタイルにおける機会費用投資のポートフォリオを調律する

photo by stevegarfield

勝間和代の10分1パーセントの法則?

 勝間和代が『オフィシャルメールマガジン 勝間和代オフィシャルサイト』で「10分1パーセントの法則」を提唱していた。最初は「0.1%のこと?」と思ったのだけど、「10分間1パーセントの法則」の意味である。つまり一日の睡眠時間を7時間とすれば活動時間は「(24h - 7h) * 60 = 1020分」となるので、10分間の行動で1日の活動時間のうちの約1%が消費されているとざっくり計算できる。

 言われてしまえば当たり前の話なのだけど、こういう軸を意識していると結構おもしろい。うだうだと変わらない数字を確認している10分間も、なにかを生み出す10分間も、うつらうつらと電車に乗っている10分間も1%、1時間なら6%である。1年間は365日、80年間でも約30,000日。明確な意思をもって活動できる期間は最大でも20,000日ぐらいしかないわけで、それらの10分間の羅列が自身の残り時間を確実に消費していくことが見えてくる。

楽しんでも苦しんでも人生は消費されていく

三年殺しを知ってるかい?
ロシアのサンボの裏技さ
三年限りの命だぜポルカを踊る暇もない
イワンが技をかけられて
サラバとオレにつぶやいた
あれから季節はめぐりゆき
確かに昨日で三年目
楽しんでも苦しんでも
三年の日は流れてゆく
イワンの奴は前者を選んだのさ

イワンのばか

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 楽しんでも苦しんでも月日は流れていく。生まれおちたその瞬間に80年殺しをかけられて僕は「サラバ」と呟いたことさえ忘れて、苦痛のための苦痛や無駄のための無駄に飛び込んでしまうことがある。「痛みは避けがたいが苦しみはオプショナル」である(『走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)』)。

 何かを得るための痛みを避けようとまでは思わないが、それで苦しむのかは僕の選択にすぎないし、何も得られないであろう痛みを続けても仕方がない。たかが10分間の話であっても、1日のうちの1%は消費され、その差分は蓄積されていく。

ブログは人生の5%まで

 「10分1パーセントの法則」と「ブログは人生の5%まで」という標語に従うなら、インターネット関係のことについて1日に使える時間は50分間となる。もともとは「24時間の5%を投じて、収入・スキル・人脈の5%ぐらいを変化させたい」という文脈なのだけど、純粋な「活動時間」という観点からすればちょっと多すぎるのかもしれない。まったく更新しない日やグルメレポだけの日もあるけれど、逆に炎上を追ったりRSSを読みこんでしまう日もある。

個人的なポリシーとして「ブログは人生の5%まで」を意識するようにしています。例えば月収30万円なら5%で月15,000円、1日24時間の5%で72分というのがプラスであれ、マイナスであれ限度になるということです。それ以上に広がってしまいそうな時はバランスを取って休むようにしています。本気でお金を稼ぐのであれば休日にアルバイトをしますし、時間を掛けるのであれば公的資格を取ったほうがコストパフォーマンスが良いように思います。

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 「10分1パーセントの法則」は無駄を極限まで減らそうということではなくて、普段から何気なくしている行動が1日のうちの数%を消費する意味や価値について少し点検する癖をつけたい。そういった機会費用ポートフォリオの調整と実行こそがライフスタイルの確立というのだろう。なかなか「最適」にはならないし、時代という外部要因や僕自身の状況という内部要因が移り変わって時間投資ポートフォリオの目論見書も書き換わっていくのだけど。

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