太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

人生で大切なことは全て情報処理技術者試験から学んだわけではないけれど

2014 応用情報技術者午後問題の重点対策 (午後問題対策シリーズ)

2013年にやりたいこと

 目標の立て方の話ばかりしていても詮無いので、具体的な目標を書こうと思いました。私の今年の目標のひとつはIPAの情報処理技術者試験を受験して「応用情報技術者」の資格を取得することです。これには以下のような理由があります。

  • 奨励金を得られる
  • 資格取得は「事実ではある」こと
  • 受験料が安い
  • テキストが豊富
  • 既に関連の実績がある
  • 合格すると他試験への科目免除を受ける
  • 試験のために学習した内容が役立つ
  • 逃避先を用意する

応用情報技術者の資格を取得する費用対効果

 資格取得にはついては試験に合格させすれば「実績」として積み上がるし、小額とはいえ奨励金が会社から貰えることになっています。逆に試験に落ちてしまえば、いくら言い訳になるような事があったり、合格点に2点足りなかっただけだとしても奨励金はもらえません。また受験料については5100円とベンダー系試験等と比較すれば安価であり、テキストも豊富です。一年前の過去問題を探してみたら中古で460円でした。

 そして「応用情報技術者」より難しかった頃の「ソフトウェア開発技術者」や「ネットワークスペシャリスト」等については大学時代に独習のみで取得しています。スペシャリスト系の試験には論文試験がなく、純粋な知識/方法論の勝負になるので実務経験や専門教育がなくても合格することが可能でした。一部の問題に関する解法やテクニックも覚えていますし、学習方法や会場の雰囲気なども大きくは違わないでしょう。

 であれば、いきなり「データベーススペシャリスト」を狙うのもひとつの方法ですが、今回は約10年ぶりにIPAの試験を受けることもありますし、「応用情報処理技術者」に合格すると「データベーススペシャリスト」をはじめとした高度試験の午前Ⅰ試験が二年間免除となるという制度を利用したいと考えました。午前Ⅰをクリアーする事自体は難しくないのですが、①学習のリソースを集中できる、②集合時間を1時間以上遅く出来るといった事がメリットとなってきます。ここで確実に合格しておくことで高度資格取得に対して距離が近い状態を来期の自身に用意できるということです。

 以上のような意味で達成時の費用対効果におけるリターンの分布が非常に分かりやすく、かつ現状に対して何を行えばよいかを理解している投資となります。

副次的効果と本当の狙い

 試験のために学習した内容が役立つという事ですが、もちろん職業がら権威ある資格に裏打ちされた正しい知識をもっている事に越したことはありません。IPAの信者になるのです。ですが最大の理由としては、このブログのタイトル『情報学の情緒的な私試論』は情報処理技術者試験を含めた情報学や情報技術に纏わる様々な事を情緒の世界にも適用してみようという意図でつけられたものだったという事です。このブログの初更新は2004年なので、こちらも9年前の話ですが未だに過去に勉強した事がネタ元になっていることが多いです。

 例えば「6個のうち5つの目標が達成できる確率」を計算する問題が解けるという事は、情報処理試験においても以下のような問題が解けるということでもあります。これは債権管理や保険の考え方にも適用できます。

  • 95%で達成できる目標が6つあります。いずれか5個以上の目標が達成できれば全体目標が達成できます。全体目標の達成確率は何%ですか?
  • 信頼度95%のパーツ6個からなるシステムがあります。このシステムは5個以上のパーツが動いていると正常稼働可能です。このシステムの信頼度は何%ですか?
  • 信頼度95%のHDD6台からなるディスク装置でRAID5構成(複数のHDDに対して誤り訂正符号をデータとともに分散してHDDに書き込むことで、いずれか1台のHDDが壊れても稼働できる構成)を行った場合の信頼度は何%ですか?
  • 各々のPDが5%の債権先6社からなるバルクセール(金融機関が主に不良債権となった債権をまとめ売りすること)で、いずれか1社が貸し倒れても問題ない値付けになっている場合において損失がでる確率は何%ですか?
  • 生存率95%の病気に掛かっている6人からなる保険で、いずれか1人が死亡して保険金を払っても損失がでない保険料になっている場合において損失がでる確率は何%ですか?

 他のエントリに出てくる待ち行列もRASISも情報処理技術者試験で勉強した事が元ネタになっています。何れかの構造を抑えておけば名詞や数はフレーバーに過ぎません。それを理解すると懸案していた問題とは独立した「主体なし目的なしの過程」によっていずれかの解法に出会う事で異なる問題にも同様の解法が利用できることもあるということです。

資格試験受験モードになること

 資格試験受験モードになると読書やブログ執筆に割り当てる絶対的な時間が減ってしまうのですが、であるからこそセルフハンディキャッピングとしての妄想が浮かんできやすいし、ブログも書きたくなるのではないかと思っています。そして情緒的で冗長的に説明するように書いたことは理解しやすいし、忘れにくいという事も実感しています。

 また自分の中に「無限クオリティ(『完成のない「無限クオリティ」の仕事とどう向き合うか - 脱社畜ブログ』参照)」かつ「ベストエフォート」であることを決めた作業を持っておくと、様々な関係の中で何をしたら良いのか分からなくなったときに、取りあえずそれを進めるという事ができます。これまで遠回りをしてしまったことでブロゴスフィアでの活動も、情報処理技術者試験も中途半端な状態で終わってしまっていましたが、改めて再開したいと思ったのでした。

情報処理教科書 [秋期]高度試験午前I・II 2015年版

情報処理教科書 [秋期]高度試験午前I・II 2015年版

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