太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

31歳のハローワーク〜可処分時間の時給やコンビニ勤務を妄想する

13歳のハローワーク

週3コンビニでバイトする世界線

 『地方に一軒家を建ててアナログデトックスしたい - 太陽がまぶしかったから』なんて事を書いたのですが、週3コンビニバイトするのは実際にどうなのか調べてみました。地元にある6とか8とか付くコンビニだと時給850円で5時間みたいなのが多いようです。

 すると週3なので月12回出勤として「850×5×12=5.1万円」となります。ちょっと生活するのは厳しいかもですね。国民年金高すぎです。週4にしたり、深夜シフトを入れる必要もありそうです。それでも5時間のシフトって17〜22時みたいになっていて「なにそれ天国?」って思いました。そのコンビニは家のすぐ近くにありますし、準備らしい準備もなく出かけることができるでしょう。そうすると実拘束時間は多めに見積もっても6時間しかありませんし、日中の殆どを自由に過ごせます。

実拘束時間

 逆に現在の自分の労働時間は7.5時間という事になっているのですが、実際の拘束時間としては以下のような積み上げがあります。

フェイズ 拘束時間
通勤準備 0.5H
通勤 1.4H
始業前着席 0.1H
午前労働 3H
昼休み 1.0H
午後労働 4.5H
残業 0.0〜3.0H
終業後片付 0.2H
帰宅 1.3H
合計 12H + 残業

 1日のうちの半分が拘束され、睡眠時間を7時間確保すると家で活動できる時間は2〜5時間で平均3.5時間。家事や事務や食事や風呂や接待的な飲み会……ほんと残業代が欲しいなどを1.5時間とすれば、純粋な可処分時間は平均2時間程度しかありません。

 この2時間というのは特殊な感覚ではありません。少し古い調査ですが、『平日の可処分時間は、平均で2.6時間 - シチズン意識調査』によれば、ビジネスマンの男性が平日に持てる平均可処分時間は2.5時間だそうです。自分の場合は仕事先の都合で通勤にかなり時間が掛かるようになってしまったので、可処分時間がさらに減っています。しかも障害が発生すれば休日・深夜問わずに電話が掛かってくる可能性もあるため、気が休まりにくい状態です。

可処分時間の差

 コンビニの場合の可処分時間を考えると、6時間拘束 + 7時間睡眠 + 1.5時間家事等(+昼食0.5)となり、9時間まで増えます。「労働時間」としては2.5時間減っただけなのに、可処分時間としては7時間も差が出てくるという事です。実に4.5倍です。昼食なんて10分で取れるのだから、昼休みは昼寝込みで30分にしてほしいのですし、仕事しながら食べるとかでも問題ありません。この1時間休憩には労働基準法が関わっているそうです。ZOZO TOWNを運営しているスタートトゥデイが6時間勤務にした背景はそこでした。

前澤 法律的にも日本の労働基準法上、6時間の連続労働が許されています。6時間以内の就業時間の場合、休憩はいらないんです。ところが、6時間を超えると45分の休憩が必要になり、8時間になると1時間の休憩が必要になる。だから、休憩を入れるとなると、3時終業はできず、もっと遅い時間になります。そこで、6時間休みなしで働くことで午後3時終業を実現させました。ランチはありませんが、軽食をデスクでかじったりしています。それでも早く帰れるほうが魅力だという声が社内では圧倒的です。

働く場所が近くにあること

 コンビニであれば働く場所を選べるのも大きいです。結局のところで会社都合で色々な現場に行く必要があり、そのたびに引っ越したり、ホテル暮らしをしつつ、移動時間で拘束される事が多々ありました。一人暮らしをしているのも通勤が不可能だからという理由が半分はあります。自己負担額はバカになりませんし、なにかマッチポンプ感があります。

 通勤を無くせるという意味ではコンビニに限らず在宅勤務でも一緒です。意識の低い理由での独立に非常に共感しています。自分も最初から在宅で仕事が取れればとも思ったのですが、それは徐々にやっていきたいと思っています。

人生社会科見学をしたい

 いきなり大きな仕事を請けても迷惑をかけてしまうかもしれませんし、とりあえず有象無象と掛かってきている「責任」を一旦リセットしたいところです。この「責任」という憑物が発生させるリスクプレミアムによってお金を稼げた側面もあるのですが、ちょっと憑物が大きくなりすぎてしまったので、喰われる前に落としておきたいのです。実際問題としてメンタルヘルスによる休職者は周りに何人かいますし、自分に無縁であるとは言えません。週3にこだわっているのは、在宅フリーランスで働く余地を残したいからでもあります。それでいて定期収入は得ておかないと単月赤字になってジリ貧なので収入のポートフォリオを組みたい。後は単純に世間知らずなので、コンビニで働きたいってのもあります。

 店長の店でOJTを受けたり、ひきこもり女子の日記にあだ名付きで登場できるなら、むしろ時給を払いたいぐらいですが、それは叶わぬ夢としておきましょう。「うちら」を含めて一種のオリエンタリズムとしてコンビニ労働を捉えるのは非常に歪んでるとも思うのですが、だからこそ『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』でいうところの「人生社会科見学」をすべきだと思ったのです。あとファミレスで2年間働ければ調理師免許が取れるので、そのシフトを入れる事も検討したかったり。

ソフトランディングへの道筋

 実のところパラサイト・シングルのための外堀を埋めて月8万円で暮らす予算は組めたのですが、だからこそ今月も社畜したら生存期間がかなり伸びるみたいな単純計算が成り立ってしまいます。『「普通」の道筋を増やしていくために壁を超える~森山たつを『セカ就! 世界で就職するという選択肢』 - 太陽がまぶしかったから』を紹介しましたが、実家は「物価が極端に安い外国」としてみることができるのかもしれません。

 なので、まだしばらくは実行に移せそうもありませんし、万が一『恋をしちゃいました!』って事になれば、そんな事は世迷い事として切り捨てられる世界線に移ってしまうのでしょう。ここのコンフリクトはずっと気になっている所です。とはいえ「ときめき」が外部になければ「それでも働き続ける」というモチベーションが保てないぽよっていうのは自然な感覚なのではないのかとも思います。ある程度は決定的な何かがあるまで現状維持だとは思いますが。

 それでも在宅勤務や地元のコンビニで働くといった選択肢は可処分時間に密接に関わってくるという事は意識しておきたいと思いました。その可処分時間で何をするのかという問題はあるのですが、「責任を回避したい」「もっと遊びたい」「人生社会科見学したい」って理由じゃだめですか?

「年収6割でも週休4日」という生き方

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