太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

N沢直樹と返報性のアルゴリズム

想像上の半沢直樹

 テレビが家にないし、スマホから更新してるので完全に想像で書きますが、半沢直樹が倍返しするのが流行ってるらしいですね。半沢なのに倍なので4倍なのかと思っていたら、N沢直樹は1/N倍返しというアルゴリズムで動作しているそうです。

 ゼロ沢直樹はゼロ除算例外でNaN倍返しになるし、寺沢直樹はピコ返しになっちゃうし、ほんとかなー。ナノ沢直樹はゴムゴムのギガントハンマー返しで、浦沢直樹は表沢直樹としてパイナップルアーミーの原作者名を返すのでしょう。

 でも自分がちっちゃいと絶対値が小さくても「何倍」という表現は「盛れる」のかもしれません。自分のブログアクセス数はここ数ヶ月で50倍ぐらい増えたといえなくもないけど、これは元の絶対値が小さいからです。昔は「6hotの会」なんてのがあって泡沫テキストサイトなんて1日6hitぐらいしかないけど、その6人はアツいよね!って言いあってました。

 いくつかのサイトでPV話になっていて開始数ヶ月で月5~20万を「少ない」と表現していて少し隔世の感を感じました。だって『あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法』なんて本があるぐらいで、月25万ヒットででセミプロのスーパースターだし、イケハヤだって月62万です。店長が今月100万いったのは例外としても、どんだけ「普通」がインフレしてるんだろうと思いました。

やり返すだけの気力が沸かない

 閑話休題。倍返しなんてするなら銀行を辞めて起業すれば良いのになんて話がありましたが、自分も同じ感覚があります。良くも悪くもやり返すだけの気力が沸きません。これ以上付き合ってもマイナスのが大きいと思えば拒絶しますが、それはやり返したいわけじゃなくて、もう関わりたくないからです。今後も「倍返し」なんて濃厚な関わり持つなんて本来的には耐えられそうもありません。

 とはいえ、毎回パッシブな戦略を取ると不利なスキームに巻き込まれてしまいがちになるので、時には「太陽が眩しかったから」と理不尽かつ徹底的に反撃することもありました。「こいつは次もこう動くだろう」とアルゴリズム解析が完了したと思われるのもムカつきますし、タカを括られることによる実被害もあるからです。

 わたしが何沢直樹なのかは、その時の状況や気分によって変わりますし、しばしばやり過ぎます。でも、それは普段から倍返しとかそういう事態になりたくないからで、基本的に平和主義者なのですよ。みたいなミサワ直樹。3分の1倍返しだから、つれーわー。

ロスジェネの話

 ところで自分がロスジェネの話をする時って「不良債権」=「投資を返してもらえない」を問題としています。その意味では「倍返し」して欲しいのですが、せめて半分ぐらいは返して欲しいと二沢直樹になってしまいます。ここに不利益の二倍返しはしようと思うのに、利益の二倍返しは求めない奇妙な倫理があります。

 大抵の人はクリリン殺され待ちの孫悟空であり、自分や大切な誰かが危機になった途端にスーパーサイヤ人になって倍返しするというアルゴリズムで動きます。しかし、不利益の連鎖をするよりも相手の利益を考えた方がよいのかもしれません。つまり舞那須沢直樹です。徹底的によいことを返し続けて逆に病ませていきましょうΣ(゚Д゚)・・・なんの話だっけ?

「取引で考える」という罠

 しかし、それ自体が「取引で考える」という罠にはまっている気がします。返報性の原理は価値観が著しく近いときにのみ発生します。実際には、それを認識できない時もあれば意図的に無視する事もあります。契約書や法律は守る必要がありますが、押し貸しに利息を付けて返せと言われても困ります。

 その意味では基本的に無限沢直樹だけど、時々は理不尽な動作をするぐらいのアルゴリズムでよいのかもしれません。ロスジェネは時々逆襲しますし、時々恩返しします。つまり乱数沢直樹なのです。

ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲