太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

他人の言葉であれば断言できる(と、内田樹が断言してるから)断言する

私たちは繁殖しているソーダ (角川文庫)

問題vsわたしたち

 実家にはセガサターンとPS2がある。実際には殆どやらないけれど、時々やると面白い。その流れで『バトルモンスターズ』の実況動画を観た。

 ゲーム内容はもちろんとして、こうやって喋りながらゲームをするのって楽しかったよなーなんて懐かしさを思い出した。敢えて対戦モードじゃないのが良い。「わたしvsあなた」ではなく、「問題vsわたしたち」というスキームを作ること。

 一時期はSkype通話をしながらのネットゲームなんかもしていた。現在はブログやぷよクエがひとつのネットゲームではあるのだけど、リアルタイムなコミュニケーションは殆どない。せいぜいツイキャスぐらいか。『http://circle.hatenablog.jp/entry/2013/12/30/190151』に参加する予定なのだが、そういう活動も増やしていきたい。

フラグの話

 お前は今まで折ってきたフラグの数を覚えているのか? と問われれば見送ったフラグが本当にフラグだったのかなんて分からないから「測定不能」が回答となる。猫箱を猫箱のまま捨てることは、物理を変えずに僅かな可能性の残滓のみを残す。

901 で :2008/10/12(日) 23:35:10.17 id:CkrpY0Ch
終電・・・なくなっちゃったね・・・///

903 社会保険庁職員(北海道) :2008/10/12(日) 23:44:31.68 id:Uziwaie8
»901 待って!あきらめるのはまだ早いよ!
23:56発の上り普通列車を使って2駅戻ると 0:07発の下り急行に間に合う
普段なら間に合わないところだけど
今日は9753Mって臨時列車が走ってるからダイヤがずれるんだよ
ほら,この時刻表を見て。
書いてないけど23:36に貨物列車があるから9753Mをスジに入れると
後続の673Mが2分遅れるだろ それで

 僕はせめて役立つアドバイスを伝えながら遠ざかる。「わたしvsあなた」→「問題vsわたしたち」→「問題vsあなた」のスキーム変形。僕がいようがいまいが、恒常性を保たねばならない。そのための雪かきなら続けよう。さようなら。さようなら。こんなにいいお天気の日に別れるなんて。本当につらい。

他人の言葉であれば断言できる

 内田樹が『寝ながら学べる構造主義 』で「タクシーの運転手が政治問題などに鋭い弁説を振るえるのはラジオからの受け売りが多いから」という話を書いていて、妙に納得した覚えがある。それなりに整合性を保ちながら独自の意見を書くのは大変な作業になるし、例外への留保が必要となるのが一般的である。

 逆に言えば、断言できるのは「他人の言葉」を利用しているからである。と、断言できるのは、内田樹がラカンの受け売りでそう断言したからである。「自身の言葉」であっても(オレオレ認証を含んだ)オーソライズを経て「他人の言葉」に転じさせて断言する事もできるが、それを要素分解をすればやはり受け売りの部分が出てくるわけで、意味のある文章に真のオリジナルは存在しえない。

成長すること

 それでも、そういったものを取り込んで、さも「自分の持論」のように思い込めることも、また成長なのかもしれない。僕自身も車やコンピュータの中身を完全に理解しているわけではないが、「だから使わない」ということではないし、そこで苦悩して停止する事はむしろ害悪であるとさえ言える。道具の仕組みが分からなくても、道具が使える事には一定の価値がある。

 それは、ひとつの反知性主義ではあるのだけど、とはいえ本当にオリジナリティを持ったことしか言えないととなれば知識があるものほど何も言えなくなり、主張できるのは過去の蓄積を繰り返してオリジナルだと思い込める別の反知性主義者だけになる。せめて、オリジナリティはないというアイロニーを感じながらも、ダンスを踊っていくしかないのだろう。

「あなたにとっての他者」に「わたし」が含まれること

 こちらから「問題vsあなた」に出来たと勝手に思って離れようが、そこに僕を経由した言葉が少しでも寄与するのであれば「問題vsわたしたち」から逃れることはできない。ならばせめて善きことばを紡ぎたいし、可能であれば全てに当事者性を持って寄与したくもある。

 でも、それはお節介でもあるし、全てに関われるわけもない。そもそも僕が寄与した事によって必ずしも成功率が高められるわけでもない。故に駆動装置になるのは「このフラグだけは折りたくない」という平等や倫理ではない身勝手な思いだけなのだろう。そんな、わたしたちの日常。てーきゅう♪ なんすかこれ

ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)

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