太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

私がそれでもドヤに住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。

私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。

 東京都出身、都心部にも6年半ほど住んでました[twitter:@bulldra]です。昔住んでいたのは大阪西成。むしろ、サラリーマンを辞め独立した理由の一つが、ドヤに引っ越したかったからだったりします。

 なぜそうまでしてドヤにこだわるのか。一軒家やマンション在住の人にあまり語るとうっとうしがられてしまいますが、自分のブログならば良いだろう…ということで、その理由を6つにまとめてガッツリ語ってやりたいと思います!

食べ物の質とコスパとバラエティー

 ドヤの近くにはスーパー玉出があり、そこの惣菜が激安です。謎肉串が29円、揚げ物が49円など。消費期限ギリギリの生鮮食品を「加工品」扱いにすると消費期限が延長されるので色々な加工品があります。1円セールを頻繁にやっており、1000円以上の商品を買うと1円で買える商品があったりします。

 玉出とは別に謎の屋台が出ていることもあります。100円でキャベツ焼きというお好み焼きもどきが売っていたり、200円でたこ焼が売っていたりしますので、それで腹を満たすこともありました。因果関係は不明ですが、腹を壊して寝込んだこともあるので、俺の胃袋は宇宙ではありませんでした。

街のコンパクトさ

 ドヤ街は範囲がきまっていて、ちょっと歩けばミナミの歓楽街になります。そこはむしろバブルの雰囲気。ネオンが煌めく界隈で串かつとビールを詰め込んだら、今日の稼ぎが殆んどなくなってしまって、「ま、いいか」と後悔と楽観が入り混じりながらフラフラとドヤまで歩いて帰る道はなんだか頽廃的だけど嫌いじゃありませんでした。

野宿への/からのアクセス

 時々は野宿をしていました。寝袋を持っていると捗ります。日払い契約にしておけば、なんで昨日は帰って来なかったかについても詮索されません。

適度な人の密集度

 長期滞在をしていれば顔見知りもできますし、共同風呂や騒音や盗難などについてはタフなコミュニケーションが必要になる事もあります。お互いに距離感が掴めないなかで色々と妥協することを覚えたような気がします。

都市も自然もすぐそこ。動物公園などにすぐ行ける

 とにかくミナミが近いというのはよかったです。その一方で動物公園が近くにあって、あまりする事がないと散歩していました。

女の子がかわいい

 基本的に生活圏内に若い女の子なんていないので、偶に街にでるとクラクラしていました。ミナミにはキャバクラやアダルティーな店もあるのですが、そんな所には目もくれず「普通の女子」に飢えていたような気もします。だからといってナンパできる勇気があるわけもないのですが。

おわりに

 『1泊1400円のドヤでノマド生活するノマドヤ・ワーキング・マニュアル - 太陽がまぶしかったから』みたいな形でしばらくドヤ街に住んでいたのですが貴重な体験でした。もちろん本当に住まれている方にとっては切実な話なのですが。

 本当にずっと住みつづけられたのかは分かりません。シェアハウスができるほど寛容じゃないし、かといってちゃんとした根城を持てるわけでもないという感じでずるずると居座るドヤには独特の雰囲気がありました。今は家賃4万で普通のアパートに住めています。

 ときどきスーパー玉出の惣菜や謎の屋台の味が懐かしくなります。強面のたこ焼き屋台が余って冷めたたこ焼きを家庭用フライヤーに突っ込んで「揚げたこ焼き」に加工して50円値上げして売りつけてきたのも良い思い出です。大阪旅行したら泊まろうかなと思います。時々はデカダンスに浸るのも悪くない。