太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

オシャレサブカルクソ野郎が使うヘアワックス削減ソリューションとしての部分パーマ

photo by Idhren

オシャレサブカルクソ野郎を目指す

 オシャレサブカルクソ野郎を目指すのにあたって、まずはヘアスタイルの改善を考える。髪は顔の印象の3割を決めると言われており、髪型の印象が違うと顔の印象が変わる。特に男性の場合は化粧の余地が少ないので、髪や眉といった要素の寄与度は非常に高い。なのに1000円カットを使っていたわけだ。

 現代社会においてはヘアワックスによって立体感を付ける髪型が主流であり、ファイナルファンタジーのような髪にしないまでも相応の手間やベタ付きが前提となっている。そうはいっても毎回ヘアワックスをつけて念入りにセットするのも面倒であるし、髪の健康にもよくなさそうである。このような場合において部分パーマは有効なソリューションとなるのではないかと考えた。

パーマをかけよう

 そもそもパーマとはパーマネントの略であり、化学変化による髪型の固定化を意味しており、パンチパーマのような人工縮毛のみを意味するわけではない。つまり、髪の毛をある程度持ち上げた状態を固定化するようにパーマを掛けることで、毎回ヘアワックスをつかわなければいけない部分が減り、日々のセットが楽になる。個人差はあるが1度掛ければ3か月程度はもつようである。

 「オシャレは我慢」だとよく言われているが、我慢しなきゃいけないことは続かないわけで、なるべくメンテナンスフリーに持ち込みたいというのがプログラムやビジネスに限らず僕の基本的な行動指針になっている。そんなわけで部分パーマはコスパが高いのではないかと思う。

 かくして美容院で部分パーマをかけた。少し明るい色にしたほうが良いとも言われているのだけど、こちらについては仕事先での問題があるのでいったんはナシで。あとは、やや細眉にしてキリリと。別に大幅に変わったわけじゃないんだろうけれど気分の問題は重要である。

つまらない事に眼を向ける

 荒涼とした気分にある時の方が詩や文章が捗るのは事実だ。鬱々しい短文で終わっている時のがむしろ現実の問題に取り掛かり始めて楽観的になっている自分への戒めである場合が多い。表現者は病むべきか、病まざるべきかという命題において、前者に入り込んでしまったほうがある意味では楽である。しかし、そのために現実を荒れ地にしていく覚悟と能力が足りなかった。それで後者の「つまんない」という部分に目を向けようという思いが強くなっていったわけだ。

 そもそも僕は自己療養のために文章を書いていたのではなかったか。病まない文学者といえば村上春樹である。その一方で、彼が殊更にランニングや早起きについて語り続けるというのは、それを言語化して意識しなければならないという段階にありつづけているとも言える。僕が背伸びをして的はずれなオシャレについて書き始めたように。

 際にあるからこそ気をつけている人と、余裕があって意識から消えている人のどちらが危険なのか、正確には分からない。それでも、際にある事を意識から消そうとする試みよりは幾分かはマシなのではないかとも思うのである。

おとなのヘアスタイル (INFOREST MOOK)

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