太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲め

photo by giltay

 会社からの帰り道で、忘れ物をしたことに気づいて戻ったのだけど、定期券を持ってないので現地点から会社までの往復電車賃がもったいないなーって思った。思っちゃたのは仕方がないので、往復合計80分ほどを歩いて往復することとした。電車であっという間に過ぎていく街を歩くというのはなんだか楽しい。おもむろに知らない店に入ったりして。

ゆっくり歩け、たくさん水を飲め

アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)

 この言葉自体は『アフターダーク (講談社文庫)』の言葉なのだけど、実は似ている言葉が『1973年のピンボール (講談社文庫)』に出てくる。

「おやすみ。」と鼠は言った。
「おやすみ。」とジェイが言った。「ねえ、誰かが言ったよ。ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲めってね。」

1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

 ここに「たくさん」と「たっぷり」の差分がある。「たくさん」というのは客観的なものであり、仮に渇きがなかったとしても飲むべきというニュアンスになるが、「たっぷり」というのは何か不足分に対するもののような気がする。家についてからの呑んだたっぷりのビールは美味かったが、ダイエットにはならない。飲むのは水のほうが良いのかもしれない。

 適度な運動、充分な睡眠。もっとゆっくりと歩いて、もっと寝て、その上で色々を考えた方がよいのだろうと思う。そもそも食欲はあまりないんだけど、心が満たされないとジャンクなものを食べたくなるところはあるから、最高のダイエットはストレスを溜めないことなのだろう。ストレスを溜めない方法のひとつとして、ゆっくり歩いて、たっぷり水を飲む事が挙げられるのかもしれない。

夜のピクニック

夜のピクニック

  • 長澤雅彦
  • Drama