太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

聴覚優位? 視覚優位?と聞かれたけれど、僕は言語優位なのかもしれない

photo by jpellgen

風鈴を思い浮かべて

 先日のブロガーMTGでイケダハヤトさんに、『あなたは聴覚優位?視覚優位?特徴をまとめてみた : まだ東京で消耗してるの?』の説明の中で「風鈴を思い浮かべて」と言われたのだけど、「風鈴」という太字の文字列が眼の前に浮かぶ感じになった。普通は風鈴の形であるとか、チリンという音を先に想像するようなのだけど、どちらも相当意識しないと出てこない。

 この文字列はある意味では「視覚」になっているといえるし、それを音読すれば「聴覚」になるとも言える。しかし、あくまでシニフィアン(意味する)のままで解釈していて、なかなかシニフィエ(意味される)にたどり着かないのである。なので例えば小説を読んで映像化されるという感覚がほとんど理解できなかったりもする。

文字列化してから認識する

 もともと五感のかなりの部分を文字列化してから認識してしまう癖があって、代わりに実物の解像度がかなり低いので、フォーカスせずに言語化しなかった部分はすぐに忘れる。軽度の相貌喪失があって、代わりにいくつかの特徴を言語化して覚えているのだけど、髪型などの特徴が変わっているともう分からなくなるし、言語化してないと忘れてしまうのは他と同じだ。

 例えば「面影」なんて事を言いつつも、シニフィエレベルの一致であって、シニフィエをブリッジにしたシニフィアン同士には大きな差異がある事が多い。よく「AさんとBさんは激似」と思う事が多いのだけど、他の人から同意されることはほとんどない。例えば「眼が大きくて垂れてる」みたいに言語化した特徴が同じでも実物同士は全然違うってわけ。

言語優位は聴覚優位の変形?

【聴覚優位の特徴】
・人の顔を認知できない(相貌失認)、記憶するのが苦手
・人の顔を認知できないため、コミュニケーションが苦手
・時間を追って、段階的に理解するのが得意(経次処理)
・全体よりも細かいことに関心を示す
・フレーズや歌詞を覚えるのが得意
・リスニングが得意
・BGMを思わず聴いてしまい、集中できない

 基本的には聴覚優位の特徴を持っているのだろうと思うけれど、実際の「音」を思い浮かべる事はまずないので、また不思議な感じがする。

 「言語論的転回」について『あるある話に名前を付けていくことで現実が変わりえる事について - 太陽がまぶしかったから』に書いたのだけど、僕は本当に言語によって支配されているのではないかと怖くなる事がある。「キャッチコピーを作り出す能力が高い」と言われる事があるのだけど、そのへんが関係しているのかもしれない。他にもそういう人っていますか?

天才と発達障害 映像思考のガウディと相貌失認のルイス・キャロル (こころライブラリー)

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