太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

オオグソクムシの試食会があるらしいのだけど、なんで海の中にいる虫はグロく感じないんだろう

photo by Phú Thịnh Co

オオグソクムシの試食会

 横浜中華街にあるヨコハマおもしろ水族館で29~30日、深海生物の試食会がある。ダンゴムシの仲間(等脚類)のオオグソクムシや、深海ザメを調理して振る舞う。深海ザメの解体ショーもある。

 オオグソクムシは食材用に約270匹を駿河湾で新たに採取。中華街の店で素揚げにしたものを提供。深海ザメはイタリア料理店でソテーやフリットにする。「見た目はグロテスクですが、深海ザメはふわふわの白身、オオグソクムシはカニのような味で意外とおいしいですよ」と同館運営企画部ディレクターの菅沢彩子さん(30)。

 オオグソクムシは、ダイオウグソクムシと同じ等脚目スナホリムシ科に属する海生甲殻類である。ダイオウグソクムシはあまり美味くないと言われているけれど、オオグソクムシはカニのような味がして美味しいという。見た目もシャコとあまり変わらないし、素揚げなら抵抗なく食べられるのだろう。

海の生物ならグロくないって不思議

 生肉食系男子なので、生肉や内蔵を問わずに、ワニ、うさぎ、鹿、猪、鳩などなど、色々な種類の肉を食べてきたような気がするけれど、陸生の昆虫を積極的に食べたいと思う事はないし、そもそも見るのも苦手である。その一方で海老やシャコは大好物なので、すこし不思議な感覚がある。

 海に住んでいるというだけで衛生的に思えてしまうのかな。『フォアグラで残酷なら魚介類を生きたまま焼く地獄焼き(残酷焼き)はどうなんだろう - 太陽がまぶしかったから』や「活き造り」なんかもあるのだけど、これも魚介類ならOKみたいな線引きが自分の中にあるんだよね。あと、スーパーマリオだと陸にいるカメは踏めるけど、水中にいるカメに踏むと死ぬ。

 なんで?ってのは自分でも良く分かってないのだけど、この線引きってなんなのか気になる。ユングのいう元型みたいなもので、かなりの人数にとって水生か否かは線引きになってると思う。既に虫の加工品が食用着色料などに使われているし、遠い未来において食料不足が深刻化したら虫を常食してく流れになっていくのだろうけれど、その時に感じる抵抗感の正体を知りたいのだ。

人間はこんなものを食べてきた 小泉武夫の食文化ワンダーランド (日経ビジネス人文庫)

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