太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

冷やし中華にマヨネーズをかけるのは宇宙の法則世界の基本

冷やし中華はじめました

 夏になってから休日に冷やし中華を食べる機会が増えた。僕は冷やし中華が結構好きだし、親は食事を作るのが面倒な時もある。つまり利害関係の一致というやつである。『「流水麺」冷し中華 2食 スープ付 |「流水麺」|家庭用チルド商品カタログ|探す・選ぶ(シマダヤ商品情報)|めんのシマダヤ〈味〉なウェブ』なら茹でる必要すらない。

 あとはハム、キュウリ、レタス、トマトなどを切って載せれば調理完了である。錦糸玉子は余力があれば。そうやって作った冷やし中華にはマヨネーズと辛子がかかっていないと物足りなさを感じる。野菜マシマシのサラダ感覚で作るからというのもあるのかもしれないけれど、あの甘酸っぱいスープはマヨネーズと辛子が足されて完成すると思う。マヨラーではないはずなのに。

マヨネーズかけるやろ

 記憶をたどってみると子供の頃から冷やし中華にはマヨネーズをかけていて、「そういうものだ」という認識だった。なのにコンビニで買ったり、店で食べたりすると辛子は付いているけどマヨネーズがなくて物足りない。袋入りのマヨネーズを別途買うことすらある。それで、ちょっと調べてみると東海地方や東北地方の一部ではマヨネーズをかけているという事が分かった。

東海地区ではマヨネーズを添えることが多い。1957年に東海地区を中心にチェーン展開する寿がきやの当時の商品開発担当者が温かいラーメンスープにマヨネーズを溶かした上で冷やしたものを「冷やしラーメン」として売り出したのが始まりとされ、冷やし中華にマヨネーズを添えるという現在のスタイルになったのは1965年頃である。

(中略)

山形県にも同様の風習はあるが、こちらは1980年代後半にテレビで紹介されたのをきっかけに真似したことから始まったものとされ、元々さっぱり風味では物足りないと感じた濃い味が好きな人達の間で定着している。なお、この風習は福島県の一部にも広まっている。また東海地方のコンビニエンスストアで売られている冷やし中華にもマヨネーズが付いてくる。こちらに関してはサークルKサンクスでは後に全国で、ファミリーマートでも関東と九州以外の地域では付けるようになった。セブンイレブンでは、東海地方進出当初は付けていなかったが、客の要望で付けるようになった。

冷やし中華 - Wikipedia冷やし中華 - Wikipedia

 関東でもマヨネーズを付けてよ。地域差はあるものの、やはり「特殊」ってほどではないようだ。大きな範囲で見るとマジョリティ寄りなのだけど、小さな範囲でみるとマイノリティというパターンはなんかモヤモヤする。もちろん「グローバル社会では冷やし中華なんか食べない」みたいにスコープは任意にアジャストできてしまうのだけど。

ポイントは乳化?

 最近はゴマだれ冷やし中華もあって、そっちもうまい。ゴマだれ自体がマヨネーズっぽいから、マヨネーズがなくても大丈夫な事が多い。そう考えると乳化してないと物足りないのかなと。『美味しんぼ』の冷やし中華対決だと、確か中国の調味料を使う事で本格的なスープを作ったわけだけど、そういう食べ物じゃないからコレ!という気分になる。

 ともかく、冷やし中華はさっぱりしてる気分になるのにマヨネーズで十分にジャンクだという詐欺的な塩梅がよい。カロリーとか言い出したら負けだ。本格的に暑くなるのもこれからだし、俺たちの冷やし中華は始まったばかりだぜ。

空飛ぶ冷し中華 (1977年)

空飛ぶ冷し中華 (1977年)