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太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

2016年株式市場大納会のほろ苦いプラスを最期に気絶投資法へ移行する

Online Stock Trades - Analysis

2016年の大納会反省会

 本日で2016年の株式市場は終了。日経平均の終値は19,114円37銭と、昨年末よりも80円66銭の値上がり。2011年のバブル崩壊から数えて5年連続の上昇となる。結局のところで5年前からコツコツと買ってきた人が大勝利という図式だ。

 僕自身はアベノミクスの痛手をトランプ相場で取り戻す格好ではあったけれど、タネ銭1000万を回した1年間のキャピタルゲイン35万円+優待や配当で5万円ほど。+100万円ぐらいまでは増やせたのだけど、そこから先は高値掴みや乱高下に巻き込まれたりしたりして、残念な感じになっていた。というか、一昨日からだけでも10万円ほど損してる。1000万の1%は10万。ちょっとした上下でも金額としては大きく動く。

インカムゲインに切り替える覚悟と失敗

 基本的にはインカムゲインに切り替えていきたいので優待株や高配当株を中心にしていたのだけど、それが罠だったりもする。高配当株や優待株は権利日直前にポテンシャル以上の価格上昇をしがちなので、配当権利落ち後の大型売り→個人投資家が狼狽売りというシナリオで、一気に株価が下がるケースが多い。1万円の権利を2万円で買うなんて事態が起こっていた。

 クロス取引神話も崩壊した。現物を100株を持ちつつ、100株を空売りすれば値動きを無リスク化して権利だけを得られるという手法なのだけど、品貸料が高騰して値動き以上の逆日歩を支払うことになるケースに巻き込まれたりもする。

現物を使った疑似クロス取引

 結局のところで、この手の銘柄を優待の2ヶ月前ぐらいに買っておいて、優待直前に利益確定する方法が比較的うまくいく。もうちょっと発展させると、最初に2単元を買っておいて1つは権利日前に売却して、1つは権利日まで持っておくという手法が考えられる。

時期 権利日-2ヶ月 権利日直前 権利落ち後
アクション 2単元購入 1単元売却 1単元買戻し(オプショナル)
株価(例) 1,000 1,200 800
利益(例) 0 200 -200 + 配当

 つまり擬似的なクロス取引を現物取引で行うことによって品貸料を払わずに権利前後の値動きを吸収させる。そのまま2単元とも売ってしまった方が得になる可能性もあるが、権利落ち後にどこまで下がるかは神のみぞ知るため、遅延決断が許される状況を作るほうがよい。

ほろ苦いプラスで気絶宣言をする

 ただ、僕自身が投資をしていたのは自分の時間を作るためであって、投資自体に時間をとられてしまうのは本末転倒。それなのに投資関係のニュースや書籍などを読みこんで無軌道に個別銘柄を買ってしまっていた。その時間で原稿を書いたり、本業の知識を深めることだってできたし、都度の売買手数料もばかにならない。

 そもそも日経平均は今年の2〜3月からの水準で15%ぐらいあがっており、タネ銭1000万を期間分散で積み立て投資していたら100万円は増えていた。適当にやっても100万円増やせる相場で40万円しか増やせなかったのだから、厳しい環境であれば大きなマイナスになっていた可能性があるし、色々苦労した結果がこれだと考えると馬鹿らしくなってくる。プラスで終えられたことは大きな幸いなのだけど、時間的な機会費用にはまったく見合わないのが現実だ。ほったらかし投資の正しさ。

 結果的に高配当や優待株を中心としたポートフォリオが組めたので、変にいじろうとせずに気絶投資法に移行する。証券アプリも削除。バブルがはじけようとも、もっと上がろうとも株価自体は気にせずに定期的に配当や金券が届いてくる状況になっていればいいかなと。そんなわけで、本日の大納会を契機にして事実上の退場となる。2017年はもうちょっと自分自身のQOLを上げることに時間やお金を使いたい。

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

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