太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ブロガーだけど「無記名記事」のご依頼を歓迎する4つの理由

photo by JacobDavis

池田仮名は「無記名記事」のご依頼も大歓迎しています

 id:suzukidesu23 さんの「ブロガーからライター」における「自分の名前で記事が書けないとメリットがない」という意見について、色々な考え方があるのは前提としつつも、結論から言えば無記名記事のご依頼の方が個人的にはありがたいのですね。

ただ他のところに記事を書いたとしても自分の名前を出せることで自分のサイトへの導入が行えたり、名前が売れたりするメリットがあるんですよね。

ライターだけの場合と、ブロガーからライターもする場合はここが大きな違いになるのかな?と思います。

自分の名前で記事が書けるってブロガーとしては結構重要だと思います。

匿名で書きませんか?って依頼も来るけどいくら単価が高くても将来的に見て自分のメリットにはならないんですよね。

 僕自身は「ブログからの収益」なんて微々たるもので、この名前に限らない外部媒体への参画による収益が殆んどを占めています。ですから「ブログが趣味のライター」ぐらいの立ち位置だという前提もあるのですが、正直なところで無記名記事のご依頼のが請けやすい現状があります。なので、「ブロガーに記事寄稿を依頼するなら、記名記事にしないと断られるだろう」という常識が浸透すると困ってしまいます。

ただし殆んどは「別の名前」でである。もちろんのこと、ここでのキャラクターを前提にして、好き勝手なことを読みづらい文体で書いているのではなくて、一定のテーマやペルソナに対するネタだしやブラッシュアップをしている。内容や文体も平易にしているし、裏を取ったりコンプライアンスを確認したり、書く手間は大違いである。

 ここで言う無記名記事とは「池田仮名とは別名義」「企業の広報部や編集部などの名義」「◯◯に詳しいの☓☓さん(仮名)」として書かれる記事を想定しています。簡単にいえば「池田仮名」という名前が書かれず、SNSやブログなどでの告知がなされない記事の全般です。

無記名記事依頼を歓迎する4つの理由

 僕自身が無記名記事の依頼を歓迎する理由は以下の通りです。

  • キャラクターや関係性を切り売りする必要がない
  • 集客へのプレッシャーやカルマに振り回されたくない
  • 池田仮名では「中の人」への到達可能性が高過ぎる
  • 逃げ道がないので普遍的な商業文章を書く訓練になる

 特に技術的な内容であれば、自分の名前で書けない時のメリットのが大きいと思っています。ブロガーとしての寄稿依頼を請けると、どうしてもパーソナルな部分を求められたり、別に求められていなくても勝手に意識するのを面倒に感じることが多いのですね。

キャラクターや関係性を切り売りする必要がない

 一番困るのは、「池田仮名としてのパーソナルな体験をもとにした教訓めいたエッセイ」です。そういった依頼をあまりされてきませんでしたが、全てお断りさせていただいています。特に「他者」を含んだ内容は難しいですね。具体的に言えば、チームワークやコミュニケーションや恋愛などにまつわる諸々です。

 「ブロガーに記事寄稿を依頼」といえば思い浮かぶ筆頭だとも思うのですが、そういった当事者間の個人的な体験を第三者視点に変換してアンコントローラブルな外部媒体に切り売りしたくないと思っています。「個人の日記」は「個人の日記」に留めたいという指向が強いですし、そもそも書いていないことのが多いです。

 こういった記事はブロガーとしてのキャラクター性を理解して頂いた上で依頼されるものなのでありがたい話でもあるのですが、僕自身はちょっと辛いです。外部媒体に書くのであれば、もうちょっと普遍的なことを書きたいし、自身の「キャラクターや関係性の換金」をしたくないというのが正直なところです。

集客へのプレッシャーやのカルマに振り回されたくない

 先の「関係性の換金」にもつながるのですが、名前をだして書く場合にはブログやSNSでの集客活動を見込んでいる場合もほとんどでしょう。無記名記事では逆に「受託事実の秘匿」が契約書に明記されていることが多いので、知らんぷりをしていることが多いのですが、その時に実感するのは既に溜まってしまった自身のカルマです。色々な状況を加味すれば、むしろ名前を出していることが足かせになっているんじゃないかと思うことすらありますし、ときたま外部媒体に書いた人から何度も何度も必死に告知されたりするのが苦手なので、自分ではしたくありません。

 ブログやSNSからの身内集客という導線は初期段階の告知には多少なりとも効果があるのでしょうが、変なバイアスが掛かったり、悪い意味での身内感が出てきたりして、あまりよい方向になりにくいのが経験則です。「関係性の換金」を嫌うあまりに関係性そのものを壊しにいくのも非モテロジック的でよろしくないのですが。

 それは兎も角としても、企業名義や最初から影響力のある媒体で書くほどに相対的に大きな波紋を呼びやすいし、Facebookを中心にシェアをされたり、業界の識者からの言及されたりもして、心の中だけで「アレオレ詐欺」をしながらニヤニヤしやすくもあります。

池田仮名では「中の人」への到達可能性が高過ぎる

 そうやって書いた記事が結果として大きな波紋を呼んでしまった時に感じるのは無記名で良かったという安堵です。「じゃあ池田仮名とかいうやつに別の原稿を依頼しよう」というプラス面よりも、「あれを書いたのは誰だ!?」っていうマイナス面のが怖いのですね。日中は普通のサラリーマンなので、目立たないままで平穏な生活を送りたいのですが、池田仮名という名前まで到達されていると、この日記の内容から「中の人」にたどり着かれてしまう可能性がそれなりにあります。実際、何人かには指摘されていますし。

 身バレ自体は大した問題ではないのですが、仮にややこしい問題が起こってしまった時のセーフティネットも欲しいというのが正直なところです。犯罪自慢や情報漏洩などをしているのであれば、すぐに到達されて罪を受け入れる覚悟もありますが、オピニオンとしての波紋とか政治的な話になった場合に「中の人」を弱みにされるのはイヤなんですね。実名ネット社会においては「◯◯所属の☓☓さんが、そんな見解をお持ちなのはよくわかりました」みたいな事を言いたがる人もそれなりにいるのです。

逃げ道がないので普遍的な商業文章を書く訓練になる

 何より大きいのは普遍的な商業文章を書くための訓練になるということです。キャラクターや関係性にあぐらをかいた文章を書くことには趣味としての楽しさがありますが、そこまでです。そもそも外部媒体であれば殆んどの読者には全く認知されていないのに、記述内容や集客に対して既存の読者におもねってしまう側面があったり、「自分のブログの集客や他の仕事に繋がる」という逃げ道があるので、単体の仕事としての内容や単価に甘えの余地が生まれやすくもあります。

 もちろん、そういった仕事も必要ですし、無記名じゃなきゃいやだという話ではないのですが、いろいろな前提を伴わないでも有用な商業文章を書けるようになりたいという志向も強いので、フラットな場所から下積みをする時間も設けたいのですね。そんなわけで、池田仮名は「無記名記事」のご依頼も大歓迎しています。得意分野はWebテクノロジー、デジタルマーケティング、セキュリティなどについてです

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