太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

ベホマを唱える前のダメージが大きいほうがコスパがよい問題

photo by Hotel Arthur Helsinki

我慢してから一気に癒やしたくなる病気

 ここ数日は完全にデジタルにまみれていて、肩がこったり、変な興奮状態にあった。

夏季休暇で手持ち無沙汰になったら延々とタイピングをしていて怖くなった。ここのブログも1日で7回目の更新。どれも数千文字単位。サブブログとかツイッターとか原稿とかも書いているし、メールの往復もして、実は会社のリモートワークでも文書を書き続けていた。

 それもこれも本日からの旅行を楽しくしたり、いやし効果を高めるため。デジタルデトックスの旅にでるなら、その前にデジタル成分を貯めこんでおこうと思ったのだ。

ベホマを唱える前のダメージが大きいほうがコスパがよい

 サウナで限界まで我慢してから水風呂に入ったり、過労状態に持ちこんでから怠惰な週末を迎えたり、マッサージの前に無茶な作業を入れ込むようなところがあるのだけど、ドラクエでいうところの「ベホマ」を期待してしまうのだろう。ベホマとはドラクエで単体キャラクターのHPを全回復する魔法であり、瀕死になっていようがダメージをうけてなかろうが消費MPは変わらない。

 よって、「消費MPあたりの回復量」という観点からすると「ベホマを唱える前のダメージが大きいほうがコストパフォーマンスがよい」という計算が成立する。コスパ厨を追求すればこそ、過労状態だから怠惰な週末を迎えるのではなく、怠惰な週末を迎えられるのだから過労状態になっておこうという意識が働いてしまうのだ。

現実世界に「全回復」はないんだけど

 そんな馬鹿なって思うかもしれないけれど、このあたりで回復できるからというセーフティーネットありきの無茶をしていることが多いのは事実だ。逆に言えば回復ポイントが見えていないと結構慎重。休日がなければ酒も飲まないし、ラーメンも食べない。

もはや気温のせいなのか、酒のせいなのかわからないけれど吹き出す汗。ぜったいに身体によくはないんだけどお祭りの日ぐらいはしょうがない。ニコニコ動画において、酒をのみながらRPGなどをプレイして全然ちゃんと進めないってのを配信する「脳みそ縛り動画」が面白いのだけど、安いチューハイをのみながら徘徊してればリアルに脳みそ縛りがおこる。

 だけど、現実世界に「全回復」はないし、着実に回復できない症状が自身を蝕んでいく。それは老いなのか持病なのか怪我なのわからないけれど、現実世界のベホマじゃ治らない問題だ。それらを治すためには凄まじいマネーポイントを消費するし、現代医療では不可能な領域も多い。人間関係もそうだ。

壊れてから直そうとしないで下さい。
もう直りませんから。
普段からメンテナンスすることが大事なんです。

(中略)

日々良い関係を維持すること以上に大切なことはありません。
壊れたものは直らないんで。

 不死存在を描いた『亜人』という漫画では、自分の傷を治すために自殺するというシーンが頻繁にある。だけど僕が亜人であるかは死んでみないとわからないし、その確率はまぁゼロだ。今後はベホイミの範囲でメンテンナンスできる程度の無茶にとどめておくが賢明なのだろう。そんなことを思いながら熱海で療養する旅が始まる。

亜人(1)

亜人(1)

鎌倉・江ノ島・熱海旅行記