太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

弁当男子が活用する「冷凍」や「時間経過」という調理

弁当男子だけど愛されあれば関係ないよね

 毎回の昼食は弁当を作っていっています。健康や節約のためという側面が大きいのですが、昼休みを長く取るためという側面も大きいです。買いにいったり、外食をすると昼寝をする時間が減ってしまいます。昼寝が出来ないと死んでしまいます(=_=;)

 弁当男子は出世できないとか言われていますが、典型的な時間外拘束癖がありそうで辟易とします。「飲みにくのも仕事」「休暇は仕事を効率よく行うために使うべき」と思ってそう。

 昨年もある企業の経営陣が、

「弁当男子なる言葉も生まれているようだが、自分で弁当を作るなんてちょっと変。社員みんなで外に昼食を食べに行ったり、飲みにいくことで親近感が増し、仕事にもつながるものだ」

 と発言したことがネット上で大きな論議に。「余計なお世話」、「ふざけるな」といった厳しいコメントが多数寄せられ、炎上騒ぎにまで発展しました。

夏場のベン・トー

 ただ、夏場の弁当は傷みやすく、早朝に作ったベン・トーの論理的な半値印証時刻<ハーフプライスラベリングタイム>が昼前にきてしまう問題があります。作った時に較べて価値が半分になることを見込んでいるというのも虚しい話です。

 痛む原因としては温度と水気が天敵です。ごはん等の食材を熱いまま入れてしまおうと、熱い水蒸気が弁当箱内にこもってしまいますので。冷まして入れるのがひとつの戦略です。保冷剤を弁当袋に入れておくのも良いでしょう。

弁当用調理としての「冷凍」

 これを進めると弁当箱の中に冷凍した食材を入れて、自然解凍させることを思いつきます。つまり、食材自体を保冷剤としつつ、タイムラグを解凍という調理プロセスにすることで痛む暇を与えないのです。また自然解凍を前提とすると朝はそのまま詰めるだけなので時短にもなります。卵焼きや煮物や焼き魚は出来るだけ水気を切ってから冷凍保存することが可能です。「鮭のルイベ」も出来るんじゃないかと思いつつ試せてません。

石狩漬 200g [紅鮭][いくら]

石狩漬 200g [紅鮭][いくら]

元来はアイヌ料理の一種で、名称はアイヌ語の「ル・イペ」( ru・ipe  融けた食べ物)に由来する。晩秋から初冬にかけて捕獲した鮭を雪に埋めて冷凍保存し、食べる際には凍ったまま小刀で切り分け、火で炙って融けかけたところで塩をふりかけて味わう。冷凍することで保存性が高まると同時に、広節裂頭条虫、アニサキスなどの寄生虫が死滅する。さらに冷凍したときに水分が抜ける過程で脂も落ち、サケ独特の脂(と匂い)を感じにくくなり、その分サケ自体の風味が増すともいう。鮭以外にもコマイなど様々な魚がルイベに加工されたが、外気で保存されたルイベは凍結と乾燥を繰り返した干物のような状態の食品だった。

ルイベ - Wikipedia

 また自然解凍対応の冷凍食品も売られています。そのような食品はパッケージにそう書いています。逆に自然解凍可能と書いていない冷凍食品はレンジ調理による加熱を必須としている可能性が高く、自然解凍するとお腹をこわしてしまうかもしれません。

 温かいままの食事を弁当に詰めると時間経過のたびに価値が下がってしまいますが、冷凍された食事を弁当箱に詰めると、ある一定の時間経過までは価値を上げる事ができます。これは初期デザインにのみ依存しており、僕自身が弁当箱に都度都度気を掛けるかとは別次元で進んでいくマルチタスクです。なので、弁当には「作ってから食べるまでにタイムラグがある」という事を見越したうえで、初期デザインをどうすれば良いのか考えてみるのも一興です。

時間経過を「調理」とする

 それはブログやウェブサイトも同じ視点でしょう。書いてから読まれるまでにはタイムラグが発生します。もちろん新着として読まれる比率も高いですが、検索流入も同じぐらい来ています。一部の文章については未来になるほど価値が高くなるのかもしれないと密かに期待しています。

 それなりのタイムラグがあった時に半額以下の価値にしかならないような文章を書き続けるというのも徒労感が強いのではないでしょうか。その意味ではなるべく時間経過も味になっていくような調理をしていけたらと思いました。発酵するような個人的感想であったり、解凍されていくような未来予知であったりね。

ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫)

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