太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

文化系説教ジジイにしか進化できないポケモンを選んでしまった悲しみに

photo by Alan Cleaver

文化系説教ジジイにしか進化できないポケモン

 岡田斗司夫問題に付随して、「文化系説教ジジイ」の話が蒸し返されてヒヤヒヤしているところがある。そもそも「文化系説教ジジイ」とは『文化系説教ジジイにモテない方法 - Togetterまとめ』で提唱された概念で、以下のような定義を持つ。

  • 妙齢の文化系女を、うんちくと説教で屈服させ、あわよくば抱こうとしている
  • 「若い女にからみたいけど傷つきたくない。自分が優位にたてそうで、金のかからなそうな、文化系娘を選ぼう」という計算と気弱さが見え隠れする彼らは手をかえ品をかえ、本や映画が好きな妙齢の女性に遠回しなアプローチをかけてきます。

 これがアカンというのは客観的には分かる。分かるのだけど、僕がモテそうな戦略を考えてもそれぐらいしか選べないというのもまた現実である。そもそも、ask.fmで人生相談を受けるようにしたのも、岡田斗司夫の悩み相談に触発されてのことだし、Skype読書会などを含めて文化的な相談や説教への素振りという側面もあった点は否めない。僕はスキルツリーがそっち方面にしか解放されていないポケモンなのである。

程度問題の歪さを内包するのが人間関係

 特にイケメンなわけでも、金持ちなわけでもないし、好きな人を前にするほど自分の事を喋れなくなる。だから、せめて相手の話をちゃんと聞いて共感をしたり、問題を切り分けたりするぐらいしかできないし、そういうのが結構好きだ。若い女性が相手に限らずともね。

 そうして芽生えた恋愛感情のまがい物は「偽物」と喝破される対象なのかもしれないけれど、偽物だからなんなのかとも思う。程度問題の歪さを内包するのが人間関係であろう。このモテ方はダメ、あのモテ方はズルいと言われても、僕のポケモンはそれにしか進化できないのだし、自粛しようが別の人に行くだけであろう。いまさらオラオラ系ポケモンにもクール系ポケモンにもなれない。

自分の好かれ方を選べるのか

 自分の「好かれ方」に拘れるのは、手段を縛っても好かれるだけの自信があるか、好かれる必要性を感じない相手だからであって、それでは済まない場合もある。文化系説教ジジイにしか進化できないポケモンを選んでしまった僕は、結局のところで後ろ指をさされながらも、程度問題で歪な関係を結ぶことしかできないだろう。

 罪の意識を背負って絶食系男子にでもなれば良いという意見も分かるのだけど、無様なのは変わらないし、自分と相手のほんの少しの可能性すら断つ事に正当性があるのだろうか。だからなんだという事でもないのだけど、そういう揶揄に対して自意識過剰になって自縄自縛に陥ってしまうのも何か違うのだろうと思った。じゃあ、はかせはどうすればいいの!?

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