太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

単著にできない僕の文章は雑誌グラビアに添えられたポエムのようなもので

photo by Sister72

ブロガーのネクストステージについて

 昨日はブロガーフェスティバル2015があった。イケハヤ師によるウェブライターつまんない話の流れがありつつ、奇しくも「ライターとブロガーの違い」「ブログをオフラインに繋げていく」「コラムニストとしてメディアに関わる」といったタイムテーブルで聴いていた。どれも「通過点としてのブログ」を前提としつつも、どの方向に特化しながらネクストステージを目指すのかという話だ。

鳥井さんが語るように、「ライター」と「コラムニスト(「ブロガー」でもいいでしょう)」はかなり違いがあります。なんでしょう、「サラリーマン」と「芸能人」くらいの違いですかねぇ。

分かりやすい話で、ライターに求められるのは、「クライアントの要望を実現すること」です。

 純広告なしで好き勝手なブログを書いて生きていく「ブログ飯」が高難度であるという認識が広がりつつも、オウンドメディアやバイラルマーケティングのB2B的な構成要素としての生存戦略は増えている。ブロフェスの講演や会話のなかでそういう状況が整理されて自分のポジションのようなものが見えてきたような気がする。つまり、僕の文章は雑誌のグラビアに添えられたポエムなのだなと。

グラビアポエムとしての文章

 商業ライティングにしても、このブログにしても僕自身がゼロから何かを考えるのではなく、「何があった」「どこに行った」「何を食べた」「こういう技術があって」みたいな一次情報へのリアクションばかりを書いている。あくまで主役はニュース、商材、料理、写真、技術などの一次情報であって、僕自身の「考え方(笑)」は話題の選択やリアクションの偏りや蛇足的な連想エピソードに現れてくるにすぎない。

瞳に映る僕、瞳に映る君
僕、君、僕、君
あれ・・どっちが見つめているんだろう  

 つまり、殆んどの文章は雑誌のグラビア写真に添えられたポエムのようなもので、そんな自己主張はなくてもよいのだけど、ついつい入れたくなってしまう。それによってウケがよくなることもあれば、ばっさりカットされることもある。その一方で、僕自身の考え方や他者を伴うエピソードを押し出したコラムのような文章を書いていこうという意識はない。

 自分が書いていて楽しい方向性や物理的な制約に従っていただけなのだけど、ありがたいことにPR記事や技術紹介系のライティングのご依頼を頂きやすくはあるので、結果としてそれもポジショニングのひとつなのかもしれない。でも、だからこそ自分には伝えたい思想も、文章力も、直接的なマネタイズ能力もなくて、要するに言えば単著は書けません。ってのを改めて感じた。

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法