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太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

プレイヤーとキュレーターの兼任が増えたはてなブックマークは総じてクソ

ブログ ブログ-はてな村

photo by Raven Photographic

はてなブックマークのRSSを解除した

 はてなブックマークの人気エントリやマイホットエントリーのRSSフィードを起点に情報収集をすることが多かったのだけど、すべてを解除した。ブログで小銭を稼ぐ話の末期感とか、互助会がどうとかの話をしなおしても仕方がないが、代替手段や一次情報も沢山あるなかで、キュレーションメディアとしての役割を担ってもらうことに固執する必要もないなと。

 ここ1年間ぐらいは我慢したり、お気に入りユーザーの調整をしたりと対応してきたが、アテンションエコノミーを無駄に消費させられる機会が増えすぎた。良いとか悪いという話ではなくて、自分がいるべき場所ではなくなったということだろう。

つまり五人程度のプレイヤー同士で連帯責任・相互監察・相互扶助をおこなえば相応のシェアをされたり、イベントの開催をしやすくなるから、何があっても褒め合おうみたいな強迫観念があるんじゃないかということだ。

 ここで感じていた違和感の正体が分かった。つまり、キュレーションされたがるプレイヤーとキュレーターの兼任者が多いはてなブックマークのようなメディアは評価軸が狂ってキュレーションメディアとしての役割を果たせなくなるということだ。

プレイヤーがキュレーターを兼任する仕組みはうまくいかない

 以前までは、活発なダイアラーと活発なブックマーカーは別人であることが多かったのだけど、活発なはてなブロガーは活発なブックマーカーを兼任していることが殆んど。ホッテントリのアルゴリズムも熟知しており、言及やお返しや関係性などの「自分のブログにプラスになりそうな記事」を積極的にブックマークしているため「内側に向いた内容ほど外側に行きやすい」という不可思議な構図にある。

 客観的に読み応えのある記事ももちろんあるのだけど、そうではない比率が明らかに増えた。はてなブックマーク経由で炎上した時に「内輪でやってたんです」という弁明を聞くことがあるが、どこまでがカマトトでどこまでが本気かは分からない。承認欲求だけじゃなくて、広告収入という現金も報酬に含まれていることが話をややこしくする。

 ブクマの返報性の期待が成立するのは自分がブログをやっているからだし、ブロガー小銭儲け話が人気になりやすいのも同じこと。僕自身を含めて「プレイヤーとしての自分の利益」が審判員やキュレーターとしての役割が持つべき評価軸に影響する仕組みができてしまった以上、今後も有用性をもって運営されることはないと思われる。収賄を前提とした審判員が増えすぎたということだ。

ブックマークとキュレーションメディアを兼任する必要もない

 はてなブックマークを使わなくなるわけでも、はてなブログをやめるわけでもない。ただキュレーションメディアとしての役割は静かに終えもらう。はてなブックマークに限らずとも、自分がうんざりとさせられるニュースキュレーションメディアとかキュレーター的ポジションの人々はプレイヤーとキュレーターの距離が近すぎるとか、キュレーターがプレイヤーを兼任していることに自覚的である法則。

 利用する側が自覚を持ってどうこうとか言うつもりもないし、僕自身もその一端を担っている。仲が良い同士でブクマをしあうのも自然な流れであろう。だけど、システムが規定するアーキテクチャとしてそういう力学が発生しているメディアを読んでいても時間や注意力の無駄になることが多いから、もはや避けたほうがよいメディアになってきているのだなと。

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