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太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

他者を物語るだけでは自分自身の人生の物語を書き残せない

ブログ ブログ-ブログ論

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4年間で変わったこと、変わらないこと

 はてなブログが4周年とのことで、 僕のなかで変わったこと、変わらないこと書こうと思ったのだけど、4年前の自分をあまり思い出せない。過去に書いた記事を発掘してみたが、あまり記録が残っていない時期なのが悔やまれる。

だから、もっと小さな範囲で手応えが感じらそうな未来や架空の世界について悩んで、悩んで、悩んで、悩んで、悩んで、悩んでメモリ空間を満たしてしまい、それらの悪性ゾンビプロセスを明晰にOut of Memoryにしてやるのだ。

 かろうじてあったのが2011年6月26日。はてなブログニュータウンにきてから2年ちょっとだけど、はてなダイアリー村の一角で細々と書いた時期を含めると10年以上は書いているはず。仕事先が入院や退職で溢れるほどに理不尽に厳しい状態にありながら、息抜きのはずのネットすら政治問題や原発で荒れ放題になっており、別の逃避先を探していた頃だ。4年前といえばリアルでもデスマーチ、震災、パートナー解消など、色々とあったはずなのにすぐ忘れてしまう。

 それから実家に帰ったり、転職をしたり、また都内に出てきたりしつつ、適当にやってきた。それなりに忙しく、ここ最近の食生活は明らかに乱れている。技術者としても文章書きとしてもプランナーとしても伸び悩みを感じつつあるけど、凡人には凡人の仕事もあるし、工夫の余地があるというスタンスは変わらない。ただ、どこを工夫すべきなのかとか、どこまで任せるべきなのかという点については変えていく必要があるとは思う。前例踏襲主義を変えるのも仕事だ。

リアルと交差するネットで変わったこと、変わらないこと

 「もっと小さな範囲で手応えが感じられそうな未来や架空の世界について悩みたい」というのは、ある意味ではマイルドヤンキー宣言でもあって、社会運動的なものへのデタッチメントを明確化している。4年前の今頃だと部署異動による時間的余裕が多少できたので、郊外の安アパートに引っ越してひたすら漫画を読んでいたり、過去の仲間と同窓会的なオフ会で再会したり、地域の集まりや友人との合コンなどに積極的に参加するようになっていた。そこで盛り上がった与太話をどこかに残しておきたくなったのがブログを本格的に書き始めた理由だったように思う。

 その一方で、毎度の飲み会も話題がループして飽きてくるし、金もかかる。仕事も忙しくなり、体力も落ちきて、あんまりリアルで関わると面倒なこともあるしとブログを書く習慣だけが残った。以前は他者とのコミュニケーションに飢えていたけど、コミュニケーションが多すぎると疲れるから定期的に潜りたくなる。今もその時期か。

 この指摘はまさにそうだけど、自分の場合はリアルよりも「ネット上における濃度の高いコミュニケーション」の方が苦手で、ソーシャルメディア上でじっくりと話したいという気持ちはないし、クラスタ同士だけで通じる前提や論理で延々と話合ってるのを見たり、そこに巻き込まれるのが苦手だ。良いとか悪いとかじゃなくて、単純に疲れてしまうから苦手。

 この4年間で変わったもののひとつは「(特にネットの他者とは)分かり合う必要はない」「(特にネットの他者が抱く)内心の自由を侵す必要はない」というスタンスが強くなったことか。そもそもがソーシャルメディアの同調圧力的な空気からの逃避からはじまっていたことを改めて思いだした。

ブログへの関わり方として変わったこと、変わらないこと

 このブログが縁になってライティングなどの仕事に繋がることもあるし、広告収入も頂いているし、リアルの交流につながることもある。だけど、ずっと逃避先のままにしたいという気持ちもある。非効率的でよいし、プラスにならなくてよいし、交流につながらなくてもよい。ただ自分が過去に何をおもっていたのかが検索できれば十分だ。そこに他者の目線はいらない。

 一切において「ブランディングを考えない」「儲けない」「リアルで交流しない」となってしまうと、それはそれで縛りプレイになってやりずらい。あくまで、その時の気分で大きく変わることを受け入れてくれるのがブログのよさだと思う。ネット上の出来事は人生の5%を切り取って5%のなかで大きく上下変動させることができる。

「書き残そう、あなたの人生の物語」

はてなブログを、これからも、どうぞご利用ください。

はてなブログの目指す場所 - はてなブログ

 僕が書き残したいのは僕自身の人生の物語。他者を物語ることではないし、他者に物語られることでもない。僕は僕の人生のなかで紡いだ物語を何年間でも書き残していきたい。「他者」で溢れた世界に住んでいるからこそ、それを意識したいと思うのだ。

あなたの物語―人生でするべきたった一つのこと

あなたの物語―人生でするべきたった一つのこと