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太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

1000円安いと喜びながら、仕事で1万円稼いで、投資で10万円損する日々

ライフハック ライフハック-投資

photo by 401(K) 2013

1日10万円単位で上がったり下がったり

 ここ数週間の日経平均株価の乱高下によって、給料の一部を積み立てて構築してきたポートフォリオが1日で10万円から20万円ぐらい動く日も珍しくない。ちょうど国債系の資産をインデックス投資にスイッチ完了した時期だったのでもろに損を食らっている。

 インデックス投信を買っていても、同じ水準で騰落しているだけじゃないかと思ってしまいがちなのだけど、そんな意識があるのは「失われた20年」を過ごしてきた日本特有のものらしい。アメリカのダウジョーンズの指標であったり、先進国株式のMSIコクサイ指数などをみれば一時的な騰落はあれども右肩上りである。

 どうせ換金しないと決めているので、ゲームのスコアみたいなものなのだけど、リアルなマイナス金額で考えるとマジかよって気分にはなる。会社経営などをしていれば、もっと大きな額の変動があるだろう。

お金のレイヤー化が起こっている

 普段の僕は500円の弁当やらランチを食べながら、夕飯のコストパフォーマンスを考えたり、せんべろ(1000円でベロベロ)を楽しんだりしている。今日の飲み会はいっぱい呑んだのに普段より1000円安いぞ!という感覚が結構好きなのだ。

 1日の大半を過ごしている本業の手取り給料だって営業日で割れば2万円に届かないけど、仕事が終れば今日もなんとか稼げたって気分にはなる。ライター業のために頭を捻ったり、取材をしながら1本いくらで請求書が充実するのは結構な達成感があるし、ブログがバズって1000円になるだけで天にも昇る心地になる。

 結局のところで、今日の飲み会は1000円安いと喜んだり、仕事で1万円稼いだことに充実を感じながら、投資で10万円損するような日々が続いている。絶対値で考えたらおかしいのだけど、それらは別のレイヤーの独立事象として一喜一憂している自分がいる。なんなら二喜一憂とか三喜一憂ですらある。

借金をしているわけでも、生活費が変動しているわけでもない

 あまりインパクトを感じていないのは、所詮は余裕資金の積立が原資だからというのもあるのだろう。レバレッジもかけてない

 普通に暮らしていく分には自分ファンドの評価額がいくら下がっても大した問題ではないし、むしろ今月は安く買い増しできて嬉しいとすら思えてくる倒錯。スイッチするのを2週間待つだけでボロ儲けできたかもしれないのに!ってのはあるけど。

 お金が貯まらないひとって普段は10円でも安い買い物をしようと考えているのに、家や車を買うときの数十万円を気にしないと言われているのだけど、こんな感じに「お金のレイヤー化」が起こっているのだろう。そんなわけで、実際的な金額を考えたらもうちょっと深刻になった方がよいのだけど、個人の感傷をエビデンスにしてアクティブになりすぎれば負けやすいというのが『全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)』や気絶投資法の教えでもあって、戦略的に愚鈍になっていきたい。今日も仕事を頑張るぞい(死んだ目でダブルピース)。

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