太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

躁うつ状態に備えて論理的なセーフティーネットを張っておくとマシになる

photo by _DaniloRamos

ツイ禁なう

 少し前からネットと感情がダイレクトに繋がるとまずい状態にあったと自覚したので、しばらくツイ禁をする事にしたのだけど、その時にパスワードを暗記しにくい文字列にしておくのはひとつの解決策であると感じた。これまではアプリを削除しても、ついついブラウザ等から見てしまったのだけど『クロネコメンバーズが個人情報流出をしたので他の不要サービスからも退会 - 太陽がまぶしかったから』の影響でパスワードを個別のランダム文字列に変えてからログインができない状態にある。

 もちろん、パスワードは別に記録してあるし、最悪は再設定すればよいのだけど、その障壁を超えてまでツイ禁を破ろうとは思わないし、酩酊や躁転して判断力が鈍っている時にも論理的な障壁として立ちはだかる。他にもクレジットカードの限度額を低めに設定しなおしたり、アプリを削除したり、車に乗らないようにしたり、危険物を目に付く場所から隠しておくといった対策をしている。UNIXでいう「パーミッション」の感覚である。「馬鹿になる瞬間」に備えて自分の権限を剥奪するのだ。

無意識が狂うから意識的にエミュレーションする必要性

 ブログやメールについてまでシャットアウトするのは反動が大きいし、一旦はマズイことを書こうとしても推敲の間に消す猶予があるので問題がないと判断している。自分自身の事で痛感したのは、殆んどが「猶予時間の問題」なのだという事である。いくらまずい状態にあっても通常よりもゆっくりと動けば普通にこなせるのだけど、猶予がない場合に重大なミスを連発してしまう傾向にある。求められるスピードが早くなるほど暗黙知や無意識に頼るわけだが、躁状態や鬱状態になると無意識的な判断や感情の起伏がデタラメになってしまうのだ。

 意識的にエミュレーションしてやれば、なんとかこなせることであっても、直観的なレスポンスをしてしまった瞬間に致命的なミスをしてしまうわけで、直観がそのまま反映されるような仕組みに近づくと残念な事になってしまう可能性が高い。躁うつ気質(僕自身は「躁うつ病」や「双極性障害」という診断を受けていないため「気質」や「状態」と表記。)の人は抑うつ状態の時には何も行動をしないけれど、躁転した時に自殺を含めた突発的な行動をしてしまうことが多いと言われている。

 であれば覚えられないパスワードや限度額という障壁も「我にかえる時間稼ぎ」として有効であろう。仮名ちゃんはやめへんで。「ネットと感情がダイレクトに繋がっている」からこそ起こる事態については既に認識しているのだから、「仕方ない」ではなく再発防止を試みていくべきであると自戒する。

騙し騙しやっていくライフハック

 問題なのが仕事上の直接的なコミュニケーションで、台風の件も含めて、もう少し引きこもっていたいのだけど、そうも言えない状態にある。しばらくは騙し騙しやっていくしかないのだけど、脊髄反射的な判断やレスポンスについては意識的に抑えていく必要があるのだろう。

 このエントリの指摘は確かにあって、休日出勤や深夜対応やプレッシャーのかかる作業なんかが常態化していると自覚的に躁状態にしてカラ元気を前借りしてかないとやってられないわけだし、それでうまくいってきたのだけど、これまでの蓄積や年齢の問題もあってか精神的な反動や肉体的な損耗を制御しきれなくなっているとは感じる。躁状態にならないと動けないけど、躁状態ではミスが多くなるからとエミュレーション作業が必要になって二重三重で疲れるのだ。今日も1日中寝ていた。

 もちろん、根治や原因の除去が必要なのだけど、今すぐに脱せる状態でない場合は、そうなっちゃった時のセーフティーネットを自覚的に張っておいて「論理的に出来ない」状態にしておく事を増やすのが致命的な失敗を防いでいく方法のひとつになると思う。こんな泥臭いライフハックに頼るという時点で末期的なのだけど、その存在すら認めないで対策を取らない方が危険なわけで、少しでもマシにやり過ごしていきたい。

関連記事