太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

台風で電車が止まる稀によくあるリスク因子へのバッファ計上って難しい

photo by NASA Goddard Photo and Video

稀によくあるリスク

 怠い。台風も近づいているみたいで、また出張先から帰れなくなる事を織り込んでなきゃいけないのだろう。織り込んだ所でどうにもならないけれど。台風自体はともかくとして、それでも出張を強行して帰れなくなるのを「天災」と呼ぶのかは微妙である。「起こってしまったら仕方ない」として、自由時間や睡眠時間をバッファにすれば良いとなりがちなのだけど、決して「予期せぬ」ではないので違和感が強い。「稀によくある」というやつだ。

 もちろんリスク因子には通常のバッファも計上しておくのだけど、大抵は限界まで削られるし、本当に起こってしまえば足りない事が殆んどだ。例えば「10%の確率で10日遅延」になりそうだから期待値である「1日」をバッファにしたって、起こってしまえば焼け石に水でしかないのは道理である。もちろん、複数個のリスク因子をあげて平準化するのだけど、それにしたって、起こってしまえば足りないし、その何かが起こる場合がほとんどだ。

リスクを吸収するのが自分しかいない状態に陥る事が多い

 大規模のチームであるほどに一旦崩れはじめると会議スパイラルになって余計に破綻していく事態に巻き込まれがちなのだけど、ある意味では責任範囲が分散していて気楽な部分もあった。逆に小規模の場合はリスクを吸収するのが自分しかいないみたいな状態に陥る事が多くて「自分を疎外すれば形だけはなんとなる」に慣れてしまう。それも「負けると分かってタチムカウ」なんて殊勝な話じゃなくて、やらない理由を考えるのが面倒だからである。「彼女を返してほしければ身代金」という誘拐犯の論理にも似た状況に身体を夏にして、台風の真ん中でT.M.Revolutionごっこをしたくなる。

 好きで好きでたまらない事だったら、いくらでもできるんだろうけど。そんなに好きじゃないけど仕方なしにやっているから、こういう事が気に掛かっていくのだろうとは思う。無理にでも好きになるとか方法はあるんだろうけど、そこで嘘をつくのは疲れた。

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

関連記事