太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

意識低い系の宅飲みツイキャス配信にみるオンラインキャバクラの可能性

意識低い系宅飲みをしたい

 友人が都内に引っ越したとの事で宅飲みをしようという話になった。仕事帰りの文化系独身おじさん達で友人宅に集まって夜通し語ろうという会である。

 以前から時々は会っていたのだけど、宅飲み会は随分と久々である。女性と一旦疎遠になったら、それっきりになってしまう事が多いけれど、男性同士だとしばらく会わなくてもすぐに回路が復旧する感覚がある。初めてのオフ会で話したのが7年ぐらい前か。

宅飲みツイキャスはオンラインキャバクラ

 地べたに酒や惣菜を置いて、行儀悪く飲み食いをする。このテーブルすらない部屋でどうやって生活しているのか不思議であったが、基本的に寝に帰る場所であればそういうものなのかもしれない。ここまで雑な生ハムモッツァレラも珍しいけど、塩とオリーブオイルを調味料にすると美味しい。

 話していくなかで「ツイキャスをやってみようか」という話になった。Podcastの収録をしたいという話だったのだけど、リアルタイムの反応がある方が面白いだろうと。

 花の金曜日だというのにというべきか、花の金曜日だからこそというべきか分からないけれど、色々なコメントを頂く。会話の中で「これってオンラインのキャバクラじゃん」という指摘があって、確かにそうなのかもしれない。酔っぱらった文化系独身おじさん達のどうしようもない話を聞いてくれて、的確な合いの手を入れてくれる女子までいるなんて、なんて心地良い空間なのだろうか。承認不足や寂寥感と無縁である。

ここは六畳の楽園

 配信中に「こいよベネット」といっていたら、ほんとに来てくれるひともいて、こういうノリって「若くないと出来ない」「卒業しなくちゃいけない」と切り捨てるは簡単なのだけど、「中年」と言わざるをえない年齢になってしまった現在だからこそ、すごく楽しい。もともとドヤ街暮らしをしていたわけで「そちら側」が本来の自分の性質なのである。もはや「本当の自分」なんてものは分からないのだけどね。

 何もない部屋に友人とネットと食べ物が集まって出来上がった論理空間は、優れたホスピタリティが謳われているイベント会場よりも楽園に近づく。『地上の楽園こと綱島ラジウム温泉東京園でダラダラしてきた - 太陽がまぶしかったから』や『第5回Skype読書会「女子目線で語る『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ)」開催のお知らせ - 太陽がまぶしかったから』なんかもそうだ。

 形ありきの部分を否定したいわけじゃないけど、形がない場所でも楽しくできるのかという所にひとつの答えがあるのかもしれない。そんなわけで、また宅飲みを開催していきたいと思いました。

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