太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

はてな結婚したいけどは結婚式はしたくない問題

Wedding

結婚式というムリゲー

 「結婚をしたい」ではなく「結婚式をしたい」と考える女子が多いことにちょっとたじろいでいる。どうして自分が結婚をしたくなったのかを考えると、色々な出来事を共有したり、会話をしたり、仕事や家事へのやり甲斐がといったところが中心かなと思うのだけど、結婚式を考えると憂鬱になる。そういうの、一番苦手。

 ずっと続いている友達が多い方ではないし、ネットと会社と学校と親族が交差する二次会は地獄でしかない。最初に入った会社には「慶応のテニサーでした」みたいな人も多かったので100人単位の結婚式もあって「住んでいる世界が違う」ということを思い知った。これを僕自身でやるのは無理ゲーだし、「池田」と呼ばれそうになるたびに、吹き矢で眠らせる必要がある。

あの頃の写真はもう撮れない

 もう取り返しようもないのは写真の問題である。深きインターネットに棲まう僕らはカメラを向けられると露骨に嫌な顔をしてきから、僕自身の写真はもちろんだし、誰かと一緒に写った旅行写真すらろくに残っていない。食事や風景の写真は沢山あるのに。

 深きものどもたる僕らは顔を撮られたら死ぬ病に掛かっていたし、未だに実名顔出しのインターネッツを眩しく感じるのだけど、「結婚式の余興スライド」という観点からすると非常に厳しい。婚活サイトにプロフィール写真を登録することすらできない。

 あの頃の写真はもう撮れないのだから、今からでも友達との写真を撮っておくいたりするのが一番の婚活なのだろう。海外挙式が増えたのは、結婚式にまつわる諸々をオミットしたい事情がありそう。華やかな結婚式で一発逆転したいみたいなのは無理なので、深きものども同士で密やかに籍を入れるためにも、はてな婚活しかないのかもしれない。

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

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