太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

どうせ社畜で消耗するなら有給休暇を取って副業していけばよかった

photo by Denis Collette...!!!

おまえは捨てられた有給日数を覚えているのか

 給与明細を眺めていて、どうせ社畜で消耗するなら有休を取って副業していけばよかったと今更ながらに思いました。年間で22日間の有給休暇が付与されていたのに、取得できたのはせいぜい10日程度。10年間のうちに約120日間分の有給休暇が消えていった事になります。

 有給休暇とはその名の通り、会社を休んでも給料に影響しない休暇です。休み中には、遊ぼうが、休もうが、働こうが自由です。派遣やフリーランスと言った働いた分だけ給与になる働き方も今後の視野にいれた時に、この制度をちゃんと活用しなかった自分が馬鹿らしくなりました。それだけの時間があれば、もっと別の仕事や勉強ができますよね。

 税務上の問題はもちろんこと、会社によっては就業規則上の問題もありますが、ブログ関連の収入が年20万円を超えれば確定申告が必須となるわけで、もっと派手に動いても、そこの障壁は大した話ではなかったように思います。以下の記事に確定申告についてわかりやすくまとまっています。

お金を頂ける文章を書けるようになりたい

 なので、もっと『クラウドワークス』等を利用してIT系の請負作業をしたり、アフィリエイトに特化したサイトを作ってもよかったでしょう。ライティングだけで良い単価を貰うのは難しそうですが、もっと商業的な文章をこなしていくなかでブログに書くのとはまた違う展開もあったように思います。

 僕自身は『レールの外ってこんな景色: 若手ブロガーから見える新しい生き方』などにも書いてある通りの社畜ブロガーであって、ブログや依頼原稿などに充てられる時間や気力が限られているので、物量作戦でトレンドを追うのが不可能ですし、事実関係を調べるのも一苦労です。そもそも疲れている時には書いて楽しいものしか書けないわけで、「趣味にしている」ではなく「趣味にしかできなかった」のが正確なのです。

 だけど、「お金を頂ける文章を書けるようになりたい」という願望と「全然才能ないわ」という諦観の落差には、そもそも時間を専有して取り掛かって来なかったという当たり前の原因が第一にあったような気もします。ネタ出しや推敲などの工程を省略してもそれらしい物が書ける技法と、商業文章を書くための技法には距離があって、ちゃんと時間を確保しないと出来ない事もあります。

給料を10%上げるより別の仕事で10%稼いだ方が広がる

 有給休暇をやや多めに取った事自体では給料を減らす事ができないし、せいぜい年次面談の時に嫌味を言われて評価が少し下がる程度でしょう。逆に有給休暇を取らなかった事で給料が上がるなんて考えにくいですし、どうせ休めないからと無為な時間を過ごした事のが多かったように思います。消えていった120日間の有休のうちに副業や複業をしなかったことで百万円とは言わないまでも、数十万円分は損した気分です。

 もっと大きいのが学習機会の損失です。例えば『仕事を辞めずに、成長企業の経営にサンカクできるサービス「サンカク」 │ 社外のディスカッション参加サービス「サンカク」』はベンチャー企業のディスカッションなどにパートタイムで参画できるマッチングサービスで、結果として最新技術や仕事の進め方をノンコミットメントで学ぶ事ができたり、今後の仕事に繋げる事ができそうです。有給休暇を取ってでも、そういう機会に積極的に関わっていければよかったと思いました。給料を10%上げるより別の仕事で10%稼いだ方が広がるのです。

有給を取りたい時に所属会社はなし

 そんな事を意識しはじめたのも、今の会社を退職して『リクルートエージェント』などに登録しつつも、派遣やフリーランスなどを含めた働き方を視野に入れているからなのですが、「正社員は恵まれている」と改めて思ったりもします。現在の所属会社は責任範囲が膨らみ続けるのに対して給料が上がらないという「職業的スタグフレーション」に陥っているし、技術者としての成長が出来なくなったり、将来性への疑問などがありますが、そういう部分は比較的まともです。

 制度上の問題と運用上の問題は違っていて、有給休暇制度はあるのに休暇が取れないという共犯性に自身も与していなかったとは言えませんし、どうせ辞めるつもりだったのなら、支給された有給休暇を使い切るぐらいはしてもよかったような気がします。まだ正社員の人はあまり目を付けられない範囲で休暇をとって、副業やプライベートプロジェクトにチャレンジしてみると色々な事に広がっていくのではないかと思いました。そんなわけで柔軟な休暇取得と副業が可能な転職先のオファーを大募集中です。

きょうは会社休みます。 1 (マーガレットコミックス)

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追記

 こういう感覚の人もいるんだね。会社の業務に影響を及ぼさない限りは、それを理由にやめさせる事はできませんが、敢えて事を荒立てる必要もないと思います。

しかしその会社では「副業禁止」が暗黙の了解になっており、以前副業が発覚した社員がオーナー社長に叱責され、退職勧奨されることもありました。そのとき社長は、社員に向かってこう言っていました。

「会社は給料も賞与もできるだけ出してるんだから、社員だって持ちうるすべての情熱を会社の成長に傾けてもらわないと困る!」