太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

在日ファンク『笑うな』のインストアライブ@渋谷タワーレコードの最前列で縦揺れしてきた

在日ファンクがメジャーデビュー

 インディーズ時代からファンだった在日ファンクがメジャーデビュー。『笑うな[初回盤 CD+DVD]』を発売した。ファンとは言ってもレンタルやiTunes Storeで買っていたのだけど、タワーレコード渋谷でインスアライブをするとのことで、ライブ見当てで購入。CDを買うのなんて何年ぶりだろう。

2014/09/13(土) タワーレコード渋谷店 B1F「CUTUP STUDIO」 14:00~
【内容】LIVE
【参加方法】
(1)ご予約者優先でタワーレコード渋谷店・新宿店にて、9月3日(水)発売(9月2日(火)入荷商品)『笑うな』(初回盤:COZP-964~5、通常盤:COCP-38724、アナログ盤:COJA-9280のいずれか)をご購入いただいたお客様に、先着で整理番号付イベント参加券を配布いたします。

 そもそも、ライブチケット付きのCDなんてすぐに売り切れると思っていたのだけど、まだ余っているとフォロワーさんに教えてもらって渋谷に急行。18時半地店でも、まだ結構余っていて、逆にちょっと心配になる。もしかしたら明日も手に入るかもしれない。配られる整理番号はランダムだったのだけど、1桁代を引き当てたので最前列から見られそう。嬉しい。

ライブを買っているのか音楽を買っているのか

 上記の記事が話題になったのだけど、どれだけ音楽的に好きであっても物理的なCDを買う事は少ない。それは在日ファンクでも同じである。それでも、これからCDを買いに行くアーティストの音楽を聴いてテンションをアゲながらタワレコへの道を早歩きしたり、はやる気持ちを抑えながら電車に乗るというのは、久しく味わえなかった心地良い感覚である。

 現代は「ほしい」とさえ思えば、その場でiPhoneから購入して聴くことができるし、Youtubeなんかで勝手に分かった気になれる。だけど、音楽ってこうやって手に入れるまでの過程を含めた心的複合が形作られてこそ、味わい深いものになるのだとも思う。それはライブとも音楽とも、また違う体験だなと。

在日ファンク『笑うな』

 家に帰ってから聴いた『笑うな[初回盤 CD+DVD]』は、イントロからして、いつも在日ファンクで安心した。どちらかといえばファーストアルバムに回帰して全体的にミディアムテンポになっているように感じる。歌詞についてはギリギリというか「産むマシーン」は色々アカン。

  1. 大イントロ
  2. 根にもってます
  3. ちっちゃい

  4. 不甲斐ない

  5. パラシュート
  6. 恥ずかしい
  7. 断固すいません
  8. 産むマシーン
  9. 笑うな
  10. 百年

 『連絡』の遊びすぎ感や『爆弾こわい』の疾走感を期待するとちょっと肩透かしかもしれないけど、これはこれで耳に馴染む。トランペットやトロンボーンの音作りがやっぱり良い。そんなわけで、在日ファンク初のメジャーアルバム『笑うな』を購入して、ワクワク感を思い出した。  

ライブに行ってきたよ

 後日、インストアライブにも行ってきた。場所は渋谷タワーレコードの地下にある「CUTUP STUDIO」という小さなライブハウスで、小さいながらも音響は結構本格的。会場に入ってからLINEが乗っ取られてるという話が来てワタワタ。

 整理番号が3番だったので管楽器隊側の最前列で縦揺れ。ここまで近いと大迫力であった。アイドルのライブで最前列だとガンガン押されたりジャンプしてぶつかったりがありがちなのだけど、至って快適だったので、大人な客層を感じる。在日ファンクといえばスーツなのだけど、今回はなぜかブリンブリンのヒップホップファッションを着ていて、「なんでやねん」と思いつつ似合っていた。北関東系。ハマケンはぬいぐるみネックレスで子持ちアピール。

セットリスト

 演奏曲は以下の通り。「恥ずかしい&レスポンス」があったのが爆笑だった。ライブ音源ととして残っている「京都&レスポンス」が大好きだったのだけど、それに近いコールが体験できてよかった。ジェントル久保田トロンボーンがやっぱり良い音だし、ハマケンも惜しみない歌声やステップでノリノリ。

  • 産むマシーン
  • ちっちゃい
  • ふがいない
  • 根にもってます
  • 恥ずかしい
  • きず

アンコールやMCでも盛り上がった

 MCは服装いじりが殆んどだったのだけど、『在日ファンクのPodcast番組「オオギナステーション」|日本コロムビア』の宣伝もあった。Podcastって言ってるけどiTunesRSS配信してないみたいで、MP3音声を直接落とすタイプのネットラジオは逆に新鮮。ゼロ年代にこういう音声サイトあったよね。このPodcastでネタになったらしい校歌も歌われていて、それが分からない自分が残念だった。

きず

きず

 アンコールで『きず』をやってくれたのも嬉しい。やっぱり盛り上がる。正直、音楽ライブ自体に1年ぐらい行けてなかったのだけど、生でパフォーマンスや音楽を鑑賞するという体験はやっぱり最高に楽しい。